クリスマスまでの期間を楽しむ 前篇

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12月に入り、あわただしい季節となってきました。お花屋さんの手帳 あきちゃんです。花市場でも冬のお花が出始め、この時期はクリスマスを感じさせるモミの木や薩摩杉、ブルーアイスなどがたくさん並んでいます。

クリスマスといえば、クリスマスリースやアレンジメントなど、お花屋さんにとっても重要な行事のひとつですが、日本ではクリスマスの本来の意味を知らずにいる方も多いと思います。

心を磨く準備期間の過ごし方

カトリックでは、12月25日のクリスマスのことを「降誕祭」と言います。12月25日がイエス・キリストの誕生日として祝われていますが、正式には聖書にはイエスが生まれた日は記されていません。ですので、誕生日ではなく「降誕日」としています。また、カトリックではクリスマスの4つ前の日曜日から、クリスマスを準備する期間に入ります。この期間を「待降節(アドベント)」と呼んでいてクリスマスに向けて心を磨く準備の期間としています。今年は、11月27日(日)から待降節に入りました。カトリック系の学校に通うあきちゃんの娘も、待降節に入った翌日の月曜日から、毎日歌う聖歌がクリスマスの聖歌になったと言っていました。

さて、待降節の過ごし方にはいくつかあります。

今、日本で一番有名なのが、アドベントカレンダーではないしょうか。ショッピングモールの雑貨屋さんなどで多く見かけますよね。

クリスマスまでの期間に日数を数えるために使用されるカレンダーで、アドベントの期間に窓を毎日ひとつずつ開けていき、すべての窓を開け終わったらクリスマスとなります。ただ、アドベントの開始日は毎年変わるため、実際には12月1日から開始し24個の窓がある場合が多くなっています。今、市販されているアドベントカレンダーは、窓を開けるとチョコレートなどのお菓子や小さいおもちゃが入っていることが多くなっていて、娯楽用のものがほとんどですが、本来はマリア様のイラストや、聖書の一節などが入ったものです。

次に、アドベントクランツ

モミの木やヒイラギで作られたテーブルリースに4本のキャンドルを立てたものを言い、待降節に入った日から、アドベントクランツのキャンドルに毎週1本ずつ灯が点されます。

最初の日曜日を第一アドベントといい、次の日曜日が巡ってくるまでは、1本しかキャンドルはつけません。2週目の日曜日に2本目、3週目の日曜日に3本目、そして4週目の日曜日に最後のキャンドルに火を灯します。

アドベントクランツの4本のキャンドル(アドベントキャンドル)には1本1本に意味があります。

1本目のキャンドルは「預言のキャンドル」 希望を表しています。

2本目のキャンドルは「天使のキャンドル」 平和を表しています。

3本目のキャンドルは「羊飼いのキャンドル」 喜びを表しています。

4本目のキャンドルは「ベツレヘムのキャンドル」 愛を表しています。

また、教会によっても異なりますが、5本目のキャンドルが灯される場合があります。5本目のキャンドルは「キリストのキャンドル」となり、クリスマスに火を灯します。

この時期、ヨーロッパ(主にドイツ)ではレストランなど、あちこちにこのアドベントクランツが目につきます。机の上に置かれたものはもちろん、赤いリボンで天井からつり下げられているものもあります。でも灯っているキャンドルの数はどこでも一緒です。人々は、このキャンドルの火の数でクリスマスまでの時間を楽しみます。

本場ではメインのクリスマス当日は勿論ですが、この心を磨く準備期間もとても大切にされてます。皆様もいつもと違ったクリスマス迄の過ごし方を楽しんでみませんか?次回はシュトレパンやFLOWER WORKS SAKUでも販売しているリース、スワッグについてご紹介します。

アイキャッチ画像: Torsten Scholz,Advent

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