第4回 商工会議所と助成金と国庫はパッケージで 前編

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友人や先輩、取引先等に挨拶と相談を終えた僕が次に向かった先は地元の茨木商工会議所でした。どうせなら生まれ育った茨木市で店をやりたい!と考えていたので、開業するにあたって補助金や助成金等の支援やその他のサポートについて、とりあえず話だけでも聞きたいなぁと思いアポなしで相談に行きました。そこから開業助成金の申請や日本政策金融公庫からの融資等につながっていくのですが、その一連の流れについて前編と後編に分けて書こうと思います。

頼りになる地域と企業の応援団の商工会議所

前職でも何度かお世話になった茨木市の商工会議所。当時は茨木税務署の隣にありましたが、現在は立命館茨木キャンパスに移転しています。行ってみると目の前が公園で子供らが遊具でキャッキャと遊んでいて、何とも癒される場所に引っ越ししていました。僕が商工会議所に相談しに行った大きな理由の一つが、開業資金の融資です。商工会議所ってお金を貸してくれるの?と思う方もいるかもしれませんが、実際に融資してくれるのは日本政策金融公庫です。いわゆる「国金」ってやつで、これは無担保・保証人なしで融資が受けられます。この融資を受けられるように橋渡しをしてくれるのが商工会議所になります。具体的には商工会議所の推薦をもらって日本政策金融公庫での審査も通って初めて融資になるのですが、僕はまず自分が商工会議所から推薦を貰う事が可能かどうかを聞きに行きました。
アポなしで行ったのですが、担当の方はとても親身に話を聞いてくれ、僕も仕事を辞めた現在の状況と開業する花屋の構想、また家族構成や自己資金額などを全て正直に話しました(推薦を受ける為に適当な嘘をついても金融公庫の審査でバレるので、正直に話をした方がいいです。その上で何か足りない点があれば担当の方に相談して解決策を見つけた方が時間の無駄を省けると思います)

推薦を受ける条件を凄く簡単にまとめると

  • 独立する為の情熱や知識、経験はあるか
    → 過去に同じ業種に5年以上従事していれば大丈夫だと思います。まったく新しい事を始める場合でも、それまで自分で調べて勉強した知識と、担当の方を納得させるだけの情熱があれば推薦してくれると思います。
  • 独立する為の準備はしているか
    → ここでいう準備とは自己資金の事です。例えば1,000万円の融資を国庫から受けたい場合は、少なくとも10分の1の100万円を準備資金として用意しておく必要があります。さらに審査を受ける半年前の日付で預金口座に100万円が入っていないといけません(実際は融資額の5分の1位の自己資金が望ましいらしいです。10月に審査を受ける場合は4月の日付の預金額になります)ですので、審査の為に一時的に預金を増やしても準備していたとは認められない訳です。

他にも細かな条件があるのですが、詳しくは地元の商工会議所で聞いてください。僕の場合は融資の推薦を受ける事が出来そうだったのでお願いしました。推薦状を書いてもらうには商工会議所と市の商工労務課の指導を何回か受けるのですが、商工会議所の担当の方から茨木市で開業するなら市の助成金制度を考えてみては?とアドバイスをもらいました。その他にも実際に国庫から融資が決まった時に利子が一部返還される利子補給制度もある事も教えてもらいました。いろいろと為になるアドバイスをもらって商工会議所を出た僕は、その足で茨木市役所の商工労務課にやはりアポ無で向かいました。

市の創業助成金を申請する

市役所で相談するとやはり、創業助成金の事も紹介されたので駄目元で助成金も申請しました(この時はスケジュール的に難しいと考えていたので助成金の事はあまり重要に思ってませんでした)
助成金を申請した事で受講出来た指導が結果的に国金の審査にも有利になったのですが、この助成金交付が確定するまでがなかなか大変でした。助成金申請代行業者や国金の融資申請代行業者が多いのも納得です。開業準備時は時間が無いので代行業者を利用する人も多いらしいですが僕の場合は全て自分で手続きをしました。助成金が不交付になった場合でも、創業についてプロの指導を無料で受けれますし、今後の自分の為に必ずなると思ったからです。なかなか大変だった助成金申請から交付までの詳しい道のりは後半の記事で書こうと思います。

ここまでの流れ

開業資金の融資は無担保・無保証の日本政策金融公庫がいいと考える → 橋渡しとなる商工会議所に相談に行く → 推薦をもらう為に商工会議所で指導を受ける → 市の商工労務課でも指導を受ける → その流れで市の創業助成金を申請する(いまココ)

といったところです。

開業資金を得る為にドラクエ状態になっていますが、ここからから助成金交付まで更に3ヶ月の冒険が待ってます。潤沢な自己資金があれば必要が無い冒険でしたが、ここでの経験が結果的に別の免許の取得にもかなり役にたちました。これから自分で何かを始めようと考えている人は、まず商工会議所に相談しに行くことをおススメします(僕の場合は担当者にも恵まれました) 開業資金の事だけではなく地域密着の為になるアドバイスを頂けますよ。そもそも商工会議所って何?という方は「商工会議所を知ってもらおうキャンペーン」ってのがあるので見てください。とってもわかりやすいです。それでは続きは次回の記事で。

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