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第1回 39歳でお花屋さんをはじめた理由

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「何の仕事をしてるの?」と聞かれると昔も今も「花屋です」と答えてきました。でも、1年前と現在とは同じ言葉でも重みというか意味が少し変わりました。現在の僕は39歳、若くないです。家族は奥さんと2才の男の子が1人、住宅ローンもまだまだ残っています。そんな状況の僕が一念発起して花屋を開店したのが2016年1月11日。生まれ育った大阪府茨木市に「FLOWER WORKS SAKU」(以下SAKU)をオープンしました。開業してから1ヵ月が経った今でも仕事は全然落ち着きませんが、開業までの道のりと現在進行形の開業中の出来事を細かく纏めて行こうと思います。

独立開業についてのビジネス書のようには大した事は書けませんし、花屋開業についての専門的な意見やアドバイスは”花屋 開業”とか”花屋 はじめる”等のキーワードでGoogle先生に聞いたりYahoo!知恵袋で調べる方がより参考になると思います。ここでは、僕が実際にやった事や金額等の数字的な事、いいと思った事や失敗したなぁと思った事を出来る限り自分の言葉でオープンに細かく書いていこうと思います。自分の考えや行動の纏めでもあるし、何よりこれからお花屋さんを始める人や自分で商売を始めようと思う人へのちょっとした参考になればとっても嬉しいです。第一回目の今回は花屋をはじめるに至った経緯、理由を書こうと思います。

10年近く花業界にいましたが…

SAKUを開業する前の職業も10年近くお花を売っていました。といってもインターネット専門のお花屋さんで僕の担当は販促やSEO、商品開発やプロデュース、スタッフのマネジメントが専門だったので、恥ずかしながら僕自身はほとんど花を触る事はありませんでした(現在のSAKUの店舗はプロの凄腕デザイナーが常時数名在籍してるのでご安心ください!!ご注文頂いたアレンジメント、花束のクオリティは凄いです!!)

お花をほとんど触らなかった僕ですが、実際にお花をお届けしたお客様からの心のこもったお返事や商品のレビュー等を読む度に「花の力って本当に凄いなぁ」と純粋に思う様になりました。会社を辞める頃にはすっかり花という商材に魅了されハマってしまいました。当時は疲れたら出荷場を散歩して今日の花も綺麗だなぁとか思ってお花に癒されたのを覚えてます。

やっぱり花が好き

前の会社を辞めた理由を詳しくは書けませんが、僕を含めて社員全員が皆続けたくても続けれない状況になり会社を去りました。立場的に僕は一番初めにそうなる事を知っていたので他のスタッフに伝えるまでの期間は毎日本当に辛かったのを記憶してます。スタッフの事がいろいろ落ち着いてから自分や家族の今後をゆっくり考えたら、言いようのない強い不安に襲われました。でも、それでも人生は続いていきます。一旦不安は置いといて(無理やり忘れようと頑張りました)他の仕事を探すにしろ、何か新しい事を始めるにしろ、人生の転機だと思い、今の自分が出来る事、出来ない事、やりたい事、やりたくない事を考えました。その時の僕の頭の中はこんな感じでした。

自分が出来る事って何だろう?

  • ネットショップ大手モールの楽天、Amazon、Yahoo!、DeNA、ポンパレモール等には詳しい。どの時期にどういったアイテム(お花)がどういう風にどの位の量が動くとか、各モールのイベント毎の広告とか費用対効果とかアクセス解析とか転換率等、ここ5年の数字は頭に入っている。
  • 季節ごとのお花の仕入れ単価やリボン、ラッピング、器、箱などの仕入れ単価も詳しい。
  • 市場の仕入れ担当さんやメーカーさん仕入れ先の業者さんとの関係もある。
  • もともと接客やクレーム処理をやっていたし、むしろ接客は好きな方である。
  • お客様満足度を上げるための仕組み等を考えて実践、検証、改善するのも好き。

と、この時点で答えは出たんですね。出来ない事、やりたくない事を考える前に、僕には出来る事がこれだけしかなくて、やっぱり花が好きなので、花屋を自分でやってみよう!という答えになりました。2015年の9月、この決断に迷いは無く、直ぐに家族に真剣に相談して納得してもらいました。そうと決まれば早速行動です。どんなお店にするか、どんな商売にするか、資金調達はどうするか等、開店までの道のりを、これから週に1回位のペースで書いていきますのでよろしくお願いします。

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